医療用ウィッグをカットでもっと自然に。専門店が作り上げる「似合わせカット」
美容室で切ってもらえるのか、いっそ自分で切ってみようかと頭に浮かびますが、やっぱり失敗が怖い。
そんなあなたに、ワンステップの似合わせカットのご紹介。
女性医療用ウィッグ専門店ワンステップでは、ウィッグスタイルをあなたに合わせて調整する『 似合わせカット 』を行っています。
実店舗だからこそ可能なワンステップの似合わせカットは、ボリュームの調整はもちろん、自然さの演出まで手掛け、似合わなかったウィッグを似合うように、あなたの医療用ウィッグの真価を発揮させます。
医療用ウィッグのカットにお悩みの方も、これから医療用ウィッグをご購入予定の方も、ウィッグを一人一人に似合わせる専門の技術を、ぜひご覧ください。
医療用ウィッグを「似合わせ」るために必要なこと
1つ目は、サロンで直接お話しするからこそ可能な、カウンセリングです。
カウンセリングでは、希望スタイルを数値化・言語化することで、ウィッグスタイルの土台となる設計図を作ります。
また、どんなウィッグスタイルが良いのか、着用たときにどんな自分で過ごしたいのかといった理想像もヒアリング。あなたの持つウィッグイメージを具体的に話し合うことで、欲しいウィッグに必要な施術を浮き彫りにします。
2つ目が、専門的な技術を駆使したカットです。
似合わせカットは、一人一人に合わせた繊細な調整・ウィッグに見えないような自然なカット演出が織り合わさっています。
ワンステップでは医療用ウィッグ作製経験豊富なスタイリストが、お客様のご希望を伺いながら独自技術(このコラムの後半で説明します!)を持って少しずつカット。違和感のない自然な希望スタイルを完成させます。
それでは、似合わせカットする際の流れを、順番にご紹介します。
医療用ウィッグの似合わせカット カウンセリング編~設計図づくり~
スタイルイメージを明確に描き出す
ウィッグスタイルが決まったら、専用のオーダーシートにスタイルの特徴をまとめます。
希望スタイルの部位ごとに髪の長さを測って数値化したり、シルエットや髪のウェイトの置き方、レイヤーの入れ方を観察し、世界にたった一つのあなたの「ウィッグ設計図」を作製します。
部位別・数値化する項目
頭頂部から下りてくる髪の長さ。
Point② サイド
側頭部の髪の長さ。横髪に当たる部分なので、正面から見たときのシルエットに該当。
Point③ トップ
頭部後ろ側、頭のてっぺんから毛先までの長さ。最も長い部分。
Point④ ネープ
頭部の後ろ、うなじから生え際の長さ。ウィッグでは、ベース素材の後ろのキワから毛先までの長さ。
人気スタイル「元の髪型の再現」の場合
元の髪型の再現スタイルは、地毛からウィッグへの切り替わりをスムーズに、周囲の人へ気づかれにくい効果を発揮します。既にウィッグをお持ちの場合、そのウィッグを複製したようなウィッグになります。
元の髪型を再現する際には、『元の髪の長さの採寸』を行います。実際にメジャー(測定器)を用いて、正確にスタイルを数値化することで、今までの見た目と変わらないウィッグスタイルの土台を作ることができます。
測定できない場合は、その他のスタイル作製時と同様、お客様に希望スタイルが写った写真をご持参いただき、写真からスタイルに必要な情報を割り出し、シートに記入します。
似合う医療用ウィッグづくりの土台に当たる大切なポイント、設計図づくり。
設計図を作ったら、いよいよカットに移ります。
医療用ウィッグの似合わせカット カット編~ご着用いただいた状態でカット~
カットの際の肝となるのが、「実際にウィッグを着用いただくこと」です。
設計図があれば確かにスタイルの再現は可能です。スタイリストは、見た目はそっくり同じものを作り上げる事ができます。
しかしながら、あなたに似合う医療用ウィッグを作製することにおいては、実際にご着用いただいた状態で対面カットすることが、最も良い方法です。なぜなら、ご着用いただきながらカットすることには2つのメリットがあるからです。
着用+カット=2つのメリット
Merit① 使用時のイメージをスタイリストがしっかりと掴める。
顔に髪がどんな風にかかるのか、スタイリストが確認できることが大きなメリットです。
髪のかかり方を見ながら、目や眉の位置、顔の形や輪郭、骨格などトータルで見て微細に調整。
特に顔の印象を左右する前髪カットの際は、両目の目尻から目尻までの髪のシルエットや、流し方も確認できるため、短すぎたりイメージと違う結果を避けることができます。
Merit② ウィッグを適切な着用位置に着けた状態でスタイルを作れる。
ウィッグの真価を発揮するには、着用位置も大切です。位置がズレていると、スタイルの前髪が長すぎたり、思っていたスタイルと違う状態に。ウィッグが一番自然に見えるベストポイントでスタイリストがカットし、その位置をレクチャーすることで、希望のスタイルを徹底再現できます。
この2つのメリットを活かすため、ご着用いただいた状態で対面カットを行うことをワンステップサロンでは徹底しています。
カットに使うのは「ノーカットウィッグ」。ベース生地に人毛を植毛しただけの、最初の状態です。
このウィッグをお客様にご着用いただき、少しずつ理想のヘアスタイルを作ります。
重要ポイント「“自然さ”のカット演出」
地毛カットであれば、ここまででスタイリングは完了ですが、ウィッグだからこそさらに一工夫が必要です。
それは、ウィッグを自然な髪の毛に見せるための「カット演出」です。
地毛とウィッグ人毛の違い
自然さのカット演出とは、医療用ウィッグをより地毛のように見せるための、ワンステップ独自の技術です。
「地毛のように見せるとはどういうこと?人毛だから特別なことはしなくてもいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、地毛とウィッグの人毛には大きな違いがあります。
この違いは、ある状況に置かれた植物にとても似ています。
山や野原は植物がそれぞれ好き勝手な長さに伸びています。
対して、公園やサッカー競技場などの植物は、全て同じ長さに揃っています。
この2つを同じように植物が自然に育った状態と判断することはありませんよね。
後者は一目で人が手を加えているとわかります。見た目は整然としていて美しいですが、時として自然さが損なわれ人工的であることを視覚的に訴えてしまいます。
一本一本発毛サイクルが異なるため、生えたばかりの短い毛と長い毛が混在している。
綺麗に整えられたスタイルでも髪一本単位で見ると不揃い。ランダムな長さの毛先が目立つ箇所がある。
ウィッグ
同じくらいの長さの髪を一本ずつ植毛していくため、全てきれいに髪が揃っている。
ウィッグに生えかけの短い髪を作り、顔に合わせてカット
綺麗に髪を揃えて作製されたノーカットウィッグを、地毛のように仕上げるために、ところどころであえて短くカットする髪を作り、不均一に、自然さを演出します。
通販ウィッグは左右対称に切られていますが、そのまま着用すると不自然さが残ります。なぜなら、人の頭や顔の位置は左右対称ではありません。
実際にお客様が着用した状態で顔に合わせてカットすると、左右のバランスに合わせて、ウィッグは左右非対称になります。
より自然な髪を表現するため、通販ではできない、お客様と対面している店舗だからで実現できるカット技術です。
繊細なカット技術によって生み出される自然さの演出。しかしながら、ウィッグの髪は一度短く切ってしまうとやり直しがききません。そのため、ワンステップのスタイリストは、ウィッグの人毛一本一本、梳きばさみの先数センチを使用して慎重にカット。ミリ単位で細かくおくれ毛や生え際などの演出用の短い産毛を作製&顔に合わせて調整。地毛のようなウィッグに仕上げます。
△ よく見ると細かくカットされた毛が自然に跳ねています。スマートフォンの方は拡大してご覧ください。 △
仕上がりは思い通り
完成したウィッグは、地毛の髪型と遜色のない仕上がりです。
ご希望のスタイルを収めた写真が手元にあるならば、比較すると、髪型のシルエットや形だけではなく、印象も近づけていることがよく分かるかもしれません。
そんなときは
ワンステップでは半年間無料で調整カットを受け付けています。
「前髪をもう少しカットしてほしい」「もう少しレイヤーを入れて欲しい」「毛先をもう少し軽くして欲しい」
そんな声にお答えいたします!ぜひ、チェックしてみてください。
※初めてご購入の方が対象となります。ご利用回数は1回までとなります。※代理サロンは内容が異なります。
Q. カットだけでなぜ自然に似合うの?
どんなウィッグでも、似合わせカットをすれば自然に馴染むのでしょうか?
実はそうではありません。ご紹介した似合わせカットが成立するのは、あらかじめ自然な見た目を有しているワンステップの医療用ウィッグだからです。
着用時のストレスを軽減できるような製品を。見た目の自然さを際立って追求して作られたワンステップウィッグは、製品の素材一つ一つを厳選し独自技術で製造。カットの前段階から、自然なウィッグを確立しています。
良質な人毛や、キューティクルが残った高品質な人毛「エクストラバージンヘアー」は、職人が1本1本髪の向きを揃えて丁寧に植毛しており、どの製品も髪の立ち上がりから自然なつむじと毛流れが標準仕様。計算された植毛方法から成る、健康的な髪の輝きやなめらかなコシは地毛に程近いため、自然なスタイルを仕上げるのに大いに役立ちます。
ワンステップのこだわり、自然さについてはまた別の機会にご紹介いたします。
終わりに
今回はワンステップ独自の技術が盛りだくさんの「似合わせカット」についてご紹介いたしました。
「似合わせカット」のまとめ
・カウンセリングで作りたいウィッグスタイルを言語化、採寸などで数値化する
・着用してカットが肝。頭の形や輪郭など、その人の個性に合わせて、希望のスタイルを調整する
・ウィッグを自然に見せるような演出を施して、完成
医療用ウィッグを作る時に、着けたらどんな印象になるのか、自然に見えるのか?は一番気になるポイントだと思います。
本記事でご紹介した、希望のスタイルを自然に似合うように調整する「似合わせカット」で、あなたにぴったりなウィッグを作製できることを祈っています。
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