ウィッグが浮く原因と対策を共通原因・部位別に分けて解説!

ウィッグが浮いてしまい不自然に見えることは、ウィッグを着用する多くの方が抱える悩みの一つです。ウィッグが浮く問題の主な原因として、ウィッグの着け方が正しくないことや、サイズが合っていないことが考えられます。

以下では、ウィッグが浮いてしまう具体的な原因と対処法について詳しく解説します。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • ・ウィッグを初めて購入、着用する方
  • ・ウィッグが浮きやすい方
  • ・ウィッグを日常的に長時間着用している方

【共通原因】ウィッグが浮く原因と対処法

ウィッグが浮いてしまい不自然に見えることは、ウィッグを着用する多くの方が抱える悩みの一つです。ウィッグが浮く問題の主な原因として、ウィッグの着け方が正しくないことや、サイズが合っていないことが考えられます。

以下では、ウィッグが浮いてしまう具体的な原因と対処法について詳しく解説します。

地毛が均等にまとめられていない

ウィッグが浮いてしまう原因の一つに、地毛を均等にまとめられていないことが挙げられます。地毛がボコボコとした状態でウィッグを着用すると、頭の形が不自然になり、ウィッグが浮いて見えることがあります。

この場合、髪をできるだけフラットにまとめることが、ウィッグを浮かせず綺麗に着用するポイントです。ピンを使う方法もありますが、ウィッグネットを使ってまとめる方法がおすすめです。また、地毛をまとめる際には、全体が平らになるよう意識するとより自然な仕上がりになります。ウィッグを被る時のちょっとした手間ですが、この手間を惜しまず髪の毛を綺麗に整えることで、ウィッグ着用時の仕上がりも変わってきます。

ウィッグがしっかり固定されていない

ウィッグがしっかりと固定されていないことも、浮いてしまう原因の一つです。ウィッグの内側に備わっているアジャスターや固定ピンを適切に使用しないと、歩いたり動いたりしたときにウィッグがズレてしまい、浮いて見えることがあります。ウィッグの固定は見た目の自然さを保つために重要なポイントです。

対処法としては、まずウィッグを正しい位置に装着し、アジャスターでサイズを調整しましょう。固定力を強化するために、ウィッグ用のピンや専用テープを使うのも効果的です。特に風が強い日や長時間の装着を予定している場合には、ウィッグ用のピンや専用テープを併用することでズレを防げます。

人によりウィッグのピンが肌に当たって痛い場合や、テープが肌に合わない、剥がすのが大変など着用時の負担を感じることがあります。また、アジャスター付きのウィッグは長時間着用すると頭が締め付けられて頭痛で悩まされる人もいるため、そんな方はシリコーンウィッグを検討するのもよいでしょう。

ワンステップが独自開発したシリコーンウィッグはアジャスターやテープ・ピンがなくても頭の形にピタッとフィットして浮きやズレを防止してくれる医療用ウィッグです。

風の強い日や自転車でのお出かけも安心です。

ウィッグのサイズがあっていない

ウィッグが浮いてしまうのは、根本的にウィッグのサイズが頭に合っていないおそれもあります。頭のサイズとウィッグのサイズが合っていないと、装着中に不自然な見た目になりやすく、快適さも損なわれます。サイズが大きすぎると固定が甘くなり、逆に小さすぎると頭を締め付けてしまい、長時間の使用が困難になります。

ウィッグを購入する際は必ず頭の周囲を測定し、適切なサイズを選ぶことが大切です。購入後にサイズが合わないと感じた場合には、内側のアジャスターを調整したり、ウィッグ用の専用ピンやテープを使ったりしてフィット感を高めましょう。また、専門店でのフィッティングを依頼して、頭の形状に合った微調整を施すこともおすすめです。

ワンステップでは専任スタッフ・スタイリストが、お客様の頭に合わせて型取りとウィッグのカットを担当します。もみあげの浅さやうなじの形など、一人一人異なる頭部に合わせて型を起こし、フェイスラインに沿って産毛・後れ毛を丁寧に作製することで、驚くほど馴染む仕上がりを実現できます。

【部位別】ウィッグが浮く原因と対処法

【部位別】ウィッグが浮く原因と対処法

頭の部分でウィッグが浮きやすいところは、もみあげ、頭頂部、襟足の3つに分けられます。それぞれの部位によって浮きの原因や対処法が異なるため、適切な方法でウィッグを固定し、浮くのを防ぎましょう。

以下では、頭の部位別に、ウィッグが浮いてしまう原因と対処法を解説します。

もみあげ

ウィッグがもみあげ部分で不自然に浮いてしまうのは、生え際ラインの髪の毛が傷んでいたり短かったりすることで十分にウィッグが固定できていない可能性があります。髪が傷んでいたり短かったりすると、ピンで固定してもすぐに緩んでしまいウィッグが浮くことにつながります。この場合は、ウィッグ浮き防止のために、ウィッグ専用テープやのりの使用がおすすめです。ウィッグを新しくする場合には、こめかみ部分に浮き防止のワイヤーが入ったものを選ぶのも良いでしょう。

また、ウィッグのサイズが小さいというのも、もみあげ部分が浮く原因です。サイドをしっかりとホールドできないくらいにサイズが小さいと、上に盛り上がってしまいます。適切なサイズのウィッグを選ぶことはもちろん、アジャスターを広げてサイズを調整してみましょう。

頭頂部

いかにもカツラといったように、頭頂部が浮いてしまうこともあるでしょう。考えられる原因は、地毛のまとめ方が不十分であるか、ウィッグのサイズがあっていないか、または装着位置がずれているかのどれかです。

地毛のまとめ方が不十分だと感じる場合には、地毛をフラットにまとめることを意識して、ピンでしっかり固定をしながら頭皮に沿わせる形でまとめましょう。ウィッグを被るときには、前後の位置をしっかりと確認し、自然な位置に合わせて被ることも大切です。頭にフィットするようにアジャスターやストラップを調整して、必要であれば専用のテープなども使用してみてください。

襟足

襟足も、ウィッグを被ったときに浮きやすい部分の一つです。髪の毛が硬かったりしなやかさがなかったりすると、髪の毛をまとめても元の状態に戻ろうとすることで膨らみ、ウィッグが浮いてしまうということがあります。ウィッグの締め付けが弱いと髪の膨らみに負けてしまうため、浮かないようにしっかりと固定することが大切です。

またウィッグのサイズが大きいというのも考えられます。頭が小さくウィッグが大きすぎると、襟足部分とウィッグの位置がズレてしまい、不自然に浮いて見えてしまいます。アジャスターなどを調節してもサイズが合わないという場合には、適切なサイズのウィッグの購入が必要です。ゴムが伸びていることでサイズが大きくなっている場合には、ゴムを塗ったり交換したりしましょう。

ウィッグが浮くのを防ぐ正しい着用方法

ウィッグが浮くのを防ぐ正しい着用方法

ウィッグが浮かないようにするには、正しくウィッグを着用することが重要です。

以下では、ウィッグの正しい着用の手順とポイントを紹介します。

1. 地毛をしっかりまとめる

髪の毛を全体的に後ろに向けて、襟足から頭頂部に向かってまとめます。特に襟足部分はフラットにし、頭頂部の髪もピンやヘアネットで固定します。髪が長い場合は、ねじってまとめてヘアネットで包み込みましょう。

2. ウィッグのサイズを確認する

ウィッグのアジャスターや調整ストラップを使って、自分の頭のサイズに合わせます。試着して、ぴったりフィットするか確認することが大切です。

3. 前から後ろに装着する

ウィッグの前面を額に合わせ、後ろ部分をゆっくりと後ろに引きながら被ります。ゆっくりと後ろに弾きながら被ることでウィッグが密着し、浮きを防ぎます。

4. ウィッグの位置調整

額のラインや耳の周り、後頭部がぴったりとフィットしているか確認します。特に耳周りと後頭部が密着していることが重要です。

5. 内側のキャップ調整

ウィッグ専用のパッドやテープを使用して、キャップ部分を補強し、密着感を増します。

6. 固定用アイテムを使用

ウィッグ専用テープやスプレーなどを使って、ウィッグがズレずにしっかりと固定されるようにします。テープは襟足や側頭部に貼り、スプレーは髪が滑らないようにします。

まとめ

ウィッグが浮く原因は主に「地毛のまとめ方」「固定不足」「サイズ不適合」です。地毛が均等にまとめられていないと頭部が不自然になり、浮きやすくなります。

地毛をフラットにしっかり固定したり、アジャスターや専用テープやピンを使用したり、適切なサイズのウィッグを選んだりすることで浮きを改善することが可能です。またウィッグを正しく着用することでも、ウィッグの浮きを留められます。

初めてウィッグを使用される方にとっては慣れないと着用に時間がかかる場合があります。

ワンステップのウィッグは、簡単に装着できるよう、様々な工夫が凝らされています。生え際がオーダーできるシリコーンウィッグは、4色の特殊シリコーンの中から肌の色を選択できます。

頭のカーブ、生え際にピッタリ密着し、テープ無しでもズレないので安心。
天然繊維のベース生地に職人が丁寧に手植えしているので、耳にかけたり、結んだりしても自然に見えます。

ウィッグが浮く心配がなく、着用も簡単なワンステップのウィッグは、以下からご予約いただけます。

試着体験もできるので、まずはご相談を!