髪の毛をきれいにウィッグをまとめる方法|髪の量に合わせて解説

初めてウィッグを購入したり、最近ウィッグをつけ始めたりする方の中には、被ってみたもののフィット感がなくしっくりこない、または髪が出てきて気になるという方もいるのではないでしょうか。髪の長さに合わせた着用方法が分かっていれば、スムーズに着用できるだけでなく自然に見せることも可能になります。

当記事では、髪の毛を綺麗にウィッグにまとめる方法を髪の毛の長さに合わせて紹介します。ウィッグを綺麗に被る方法についても紹介するため、ぜひお役立てください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • ・ウィッグがうまく被れない方
  • ・ウィッグ初心者の方
  • ・自然にウイッグを被りたい方

髪の毛をウィッグにまとめる方法

ウィッグを装着するとき、髪の毛がうまくまとめられないと浮き上がりやずれの原因になります。特に長い髪の場合、ボリュームが出やすく不自然な印象になってしまう方もいるでしょう。

以下では、髪の長さに合わせたまとめ方を解説し、自然な仕上がりを目指す方法をご紹介します。

髪の長い方

髪の長い方がウィッグに髪の毛をまとめるには、先にしっかり髪をまとめることが大切です。以下は、 髪の長い方が自然にウィッグを被る方法です。

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髪の毛を二つに分けて、できるだけ低い位置でゆるめに三つ編みを作る。

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三つ編みを後頭部に沿って巻きつけるようにピンで固定する。このとき、三つ編みがトップに来ないように必要であれば折りたたみ、また髪のボリュームを均等に広げるように固定する

3

インナーキャップ(ウィッグネット)を前から後ろに向かってかぶせ、後頭部を固定する。

4

髪が浮かないようにネットを引き締め、隙間ができないように整える。

ウィッグを着用するときには、 髪の流れを確認しながら装着することで、自然な仕上がりを実現できます。髪が一箇所に固まってしまうと不自然な仕上がりになるため、ほぐし平になるようにまとめるのもポイントです。

髪の短い方

地毛が短い方の場合は、ヘアピンで髪の毛をまとめるだけでもきれいにウィッグを着用することができます。以下で、 髪の毛が短い方のウィッグの被り方を紹介します。

1

ブラシやコームなどで髪をとかしてして整える。

2

前髪を両サイドに分けてスモールピンで固定する。その後、顔周りの髪を耳にかけて後ろに持っていき固定し、襟足の髪もヘアピンで固定する。

3

インナーキャップ(ウィッグネット)を前から後ろに向かってかぶせ、後頭部を固定する。

4

髪が浮かないようにネットを引き締め、隙間ができないように整える。

髪の毛をウィッグにまとめるときのポイント

ウィッグをきれいに被るためには、髪の毛をまとめる際にいくつかのポイントを押さえることが重要です。特に、髪のボリュームを均等に広げることや、浮きや隙間を防ぐ工夫が仕上がりを左右します。以下では、自然な仕上がりを実現するための具体的なポイントを紹介します。

ウィッグネットを使用する

ウィッグネットは髪の毛をしっかりとまとめ、浮きやずれを防ぐ役割を持つアイテムです。利用することでウィッグを 自然に装着できるだけでなく、フィット感が高まり 動いてもずれにくくなります。筒状タイプとキャップタイプがあり、筒状タイプは髪の毛が長い方におすすめです。キャップタイプは汗をかきやすい方や脱毛中の方に向いています。

ウィッグネットに髪の毛をまとめるには髪の毛が長くても短くても、均等に広げてボリュームを抑えるように固定することがポイントです。

丸くなるように髪をまとめる

自然な形でウィッグを装着できない理由の一つに、髪のまとめ方がまばらになっていることが挙げられます。

髪の毛をウィッグに綺麗にまとめるなら、頭の形が丸くなるようにまとめることも大切です。髪の毛をまとめる際に、毛量にムラができないよう均等に丸くなるよう意識しましょう。

ヘアピンの先が出ないように注意する

ウィッグを自然に装着するためには、 ヘアピンの先が出ないように注意が必要です。ヘアピンの先が見えると、ウィッグが不自然に浮いて見える原因になります。髪を固定する際は、ピンを髪の内側に隠すようにし、頭皮に沿わせることがポイントです。

また、ピンを使いすぎるとボリュームが出てしまうため、 必要最低限に留めるのがコツです。

髪の毛をウィッグにまとめる「ウィッグネット」の代用品

髪の毛をウィッグにまとめる「ウィッグネット」の代用品

ウィッグネットが手に入らないとき、いくつかの 代用品を使って髪をうまくまとめることができます。

ここでは、 2つの便利なアイテムを紹介します。

水泳帽

水泳帽は伸縮性があり、髪をしっかり押さえてくれます。特に 長い髪をしっかり収納でき、密着感があるため、ウィッグの下での使用にぴったりです。また、簡単に手に入るので、急なトラブルにも対応できます。

ただし、締め付け感がきついため 長時間の着用だと頭が痛くなることもあるため注意が必要です。

ストッキング

使い古しのストッキングは、ウィッグネットの代わりに最適です。ストッキングを切って髪にかぶせることで、髪を平らにまとめて固定できます。 軽くて通気性もよく、髪を痛める心配が少ないため、ウィッグの下で快適に使用できます。

実際に使用する際には、太ももに当たる部分を切り取るのがおすすめです。切り取り部分が短いと髪をまとめるのが難しいため、ある程度長さを残して切り取りましょう。

どちらのアイテムも、ウィッグネットがなくても、簡単に髪をまとめて自然なウィッグスタイルを作ることができます。

ウィッグの着用方法

ウィッグの着用方法

ウィッグを自然に着用するには、ウィッグネットを正しく装着し、髪を均等に収めることが基本です。その後、ウィッグの前後の位置を調整し、浮きやズレがないようにフィットさせることがポイントになります。ここでは、 初心者でも簡単にできるウィッグの着用方法を解説します。

ウィッグをとかしてアジャスターを調整する

ウィッグを被る際には、まず ブラッシングで毛流れを整え、絡まりを防ぐことが大切です。ウィッグがもつれたままでは不自然な見た目になりやすく、着用時のフィット感も損なわれます。

ブラッシングをして気流れを整えたら、ウィッグの内側にあるアジャスターを調整し、頭の大きさに合わせてフィットさせます。サイズが合っていないと、着用中にズレる原因になるため、適切に調整することがポイントです。

ウィッグを被って左右・上下を調節する

ウィッグを被る際は、まずウィッグの前後の向きを確認し、額の生え際に沿うようにゆっくりとセットします。両手でサイド部分を持ち、耳の位置を基準に左右のバランスを調整しましょう。このとき、ウィッグのこめかみ部分が適切な位置にあるかを確認すると、より自然にフィットします。

後頭部も軽く押さえながら、ウィッグ全体が馴染むように調整してください。特に、ウィッグが浮いたりズレたりしないよう注意しながら整えると、仕上がりがより美しくなります。

前髪の位置を合わせてストッパーを閉じる

ウィッグを自然に見せるためには、前髪の位置調整が重要です。ウィッグの前髪が生え際に自然に馴染むように、指で少しずつ位置を動かしながら調整します。ウィッグが後ろにズレないよう、軽く押さえながら確認しましょう。前髪の位置が整ったら、両サイドのストッパーをしっかり閉じて固定します。

ストッパーがきちんと機能しているか確認し、ウィッグがしっかりとフィットしていることを確認しましょう。 ストッパーを正しく閉じることで安定感が増し、長時間の使用でも快適に過ごせます。

まとめ

ウィッグを自然に装着するためには、髪の毛のまとめ方やフィット感の調整が重要です。髪が長い場合は三つ編みにしてまとめ、短い場合はヘアピンで固定すると、ウィッグの浮き上がりを防げます。ウィッグネットを使用し、均等にボリュームを抑えることでより自然な仕上がりになります。

着用時はウィッグをとかし、アジャスターでサイズを調整した後、前後・左右の位置を整えてストッパーで固定するのがポイントです。適切な方法で着用すれば、快適で自然なスタイルを楽しめます。